■転職を本気で考えてみる■
「今の職場では自分の将来像が描けない。一日でも早く転職したい」「不本意ながら前の会社を辞めなければならなくなった。新しい勤務先を早く見つけたい」「何となく、自分のやりたいことと違っている気がする。転職した方がいいのかな…」
転職を考える皆さんの思いや状況はさまざまですよね。でも実際に活動を始めるとなると、「何から始めればいいんだろう」「自分のキャリアや経験を評価してもらえるだろうか」「そもそも、希望に合う転職先なんて本当に見つかるのかな…」など、さまざまな不安や疑問が渦巻いているのではないでしょうか。
ここでは、実際に転職活動に飛び込むその前に、
「これだけはやっておくべき3つのこと」をご紹介します。
1. 転職の目的を明確にする
貴方は現職のどこに不安や不満を感じていますか? 残業が多いこと? 給料が安いこと? やりがいが感じられないこと? 今の職場で直面している問題点を明確にすることで、転職の際に「絶対に譲れない条件」が見えてきます。
求人情報は世の中にたくさんありますが、全てにおいて貴方の希望に合う職場が見つかるとは限りません。
● 絶対に外せない条件
● できれば叶えたい条件
● どちらでも良い条件
など、求める条件の優先順位をつけ、
転職活動における“軸”を明確にしましょう。
2. 自分の強み・弱みを分析する
新卒採用時の就職活動と同じく、転職にあたっても「自己分析」は何より大切。中途採用においては履歴書だけでなく「職務経歴書」の提出が求められることも多く、企業側は「どんな経験を積み、その結果何を得てきたのか」「どんな能力を持っており、会社に何をもたらしてくれるのか」を見ています。
まずは
自分のキャリアを振り返り、成功したこと、失敗したこと、そこから学んだことなどを年表形式でまとめてみましょう。結婚、出産などのプライベートの出来事も合わせて振り返っておくと、将来のキャリアプランを描くうえでも役に立ちます。
3. 情報を収集する
巷にはさまざまな求人媒体があふれています。弊社リキャリアのような転職エージェントのほか、求人情報サイト、求人情報誌や折込・新聞掲載の求人広告、ハローワークなどもあります。それぞれの媒体がどのような特徴があるのかを知り、
目的に応じて媒体を使い分ければ、より効率よく求める職に出会うことができます。
また、景気や社会情勢、さらに季節によっても、求人市場の動向はさまざまに変化します。中・長期的視点で転職を考えている方は、狙いたい業界・職種の動向をチェックし、
タイミングの良い時期に転職活動をスタートすることも大切です。
■迷っているならやってみる!■
「転職した方がいいのかな…」と迷っている場合は、
とりあえず「お試し」でやってみるのも1つの方法です。現職の状況や自分自身のキャリアを見直してみるのは誰にとっても良い経験ですし、転職活動を通じて外の世界を知り、視野が広がることもあります。また、自分のキャリアやスキルが市場でどう評価されるのかを知ることもできます。
さまざまな企業を検討してみた結果、「やはり今いる職場で頑張ろう」と思うことができれば、それもまた大きな経験。会社を辞めず、現職の業務に支障のない範囲で行う転職活動なら、リスクはほとんどありません。まずは転職活動にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
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